NPO法人健康フォーラムけやき21

代表メッセージ

令和5年4月1日より新理事長に就任いたしました渡邊裕司(ワタナベヒロシ)でございます。地域の健康づくり推進とNPO活動の発展のために尽力してまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

「NPO法人健康フォーラムけやき21」は令和6年の6月に、設立20周年を迎えることができます。住民が主体となるNPO法人の運営や事業の継続には多くの困難が伴いますが、せたがや元気体操リーダーの皆さん、地域グループの皆さん、事務局のスタッフ、世田谷区保健センターをはじめとした関係機関のご協力・ご支援により、世田谷区に根付いたNPOとして活動することができています。この場を借りて御礼申し上げます。

NPOの設立は、世田谷区の「健康せたがやプラン第1期(平成14年から平成24年の10年計画)」の立案の際に、区民委員として参加した有志「せたがや健康づくりフォーラム」の皆さんが、区民主体の地域健康づくり・健康増進を実践しようと行動したことがはじまりです。

福永哲夫先生(当時 早稲田大学教授)の提唱された「貯筋体操」を、千歳台地区集会所で地域の皆さんに紹介したところ「地元でぜひ取り入れたい」との声をたくさんいただき、祖師谷まちづくりセンター地下の体育室で「いきいき貯筋体操教室」をスタートしました。

『お金の貯金は使えばなくなるけど、筋肉の貯筋は使うほど貯まります』

By Tetsuo Fukunaga

その後、初代理事長の仲村智子氏をはじめ、教室に参加された住民の方々が中心となり、「NPO法人健康フォーラムけやき21」は設立されました。同時に「元気体操リーダー」の養成や派遣が始まり、以来19年、昨春は11名の10期生が誕生しました。総勢64名の元気体操リーダーが地域の自主活動グループに赴き体操をリード、地域の皆さんと共に元気に活動されています。

一方、長期化するコロナ禍の影響から「孤立、フレイル、自死(自殺)」といった前向きになれないキーワードが、新聞やTVニュースに頻繁に使われました。こうした閉塞感の漂う中、改めて、参加者と一体となって行うリーダー活動の重要性を肌身で感じているのではないでしょうか。

 

まもなく、健康フォーラムけやき21は大きな節目を迎えることになります。さらなる前進に向けて「区民主体・地域健康づくりの増進」の基本を忘れず、「QOS(クオリティーオブソサイエティー)地域社会の質の向上」を目指して、NPOの活動・運営に携わってまいります。

NPO法人健康フォーラムけやき21

理事長 渡邊 裕司